Googleは4月21日から、検索順位に「モバイルフレンドリー」にもとづいた新しいアルゴリズムを適用させます。Webサイト運営者にとってはとても気になるニュースですね。そこで今回は、このモバイルフレンドリーとは何か、またどうすればモバイルフレンドリーに対応できるかなどについて、わかりやすくまとめてみました。
モバイルフレンドリーとは?
Googleは4月21日からwebサイトがモバイルフレンドリーであるかどうかを検索ランキングの要素として取り入れることを発表しています。しかし、そもそもモバイルフレンドリーとは何でしょうか。
モバイルフレンドリーとは、ユーザーがスマホなどの携帯端末からwebサイトを表示したときに、そのサイトが見やすく最適化されていることを言います。
モバイル向けに最適化されていないサイトでは、ページのテキストが細かすぎたり、横幅がはみ出していてスクロールしないと見れなかったり…といった問題が生じることがあります。
しかし、このモバイルフレンドリーなサイトでは、そのような問題がなく、携帯端末からも快適に見ることができるようになります。
なぜ今、モバイルフレンドリーなのか
それでは、なぜ今、モバイルフレンドリーが注目されているのでしょうか。それはおそらく、webサイト訪問者のうち、スマホから来ている割合が年々増えているからではないでしょうか。Googleによると、米国ではスマホ所有者の94%がローカル情報をスマホで検索しているそうです。
僕のブログの場合も、ここ1か月のアクセスの47.5%がスマホ経由のアクセスです。以前はスマホ経由のアクセスはそれほど多くありませんでしたが、ここ1年ぐらいで徐々に増えてきたような気がします。
今後、スマホからサイトを見るユーザーはますます増えると考えられますので、Googleが検索ランキングの要素としてモバイルフレンドリーを取り入れてきたことには一理あると言えるでしょう。
モバイルフレンドリーテストをしてみる
それでは、自分のwebサイトがモバイルフレンドリーであるのかどうか、実際にテストしてみましょう。テストには以下のサイトを使います。
モバイルフレンドリーテスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
上記のサイトに自分のwebサイトのURLを入力するだけで、そのサイトがモバイルフレンドリーなのかどうか教えてくれます。
ちなみにこのブログはモバイルフレンドリーなサイトである、という結果になりました。

モバイルフレンドリーへの対応策
モバイルフレンドリーへの対応策には以下の3つがあります。
- レスポンシブデザイン:PCでも携帯端末でもデバイスに関係なく表示できるデザインを用いること
- 動的な配信:同じURLでそれぞれのデバイスに応じたサイト表示を行うようにすること
- 別々のURL:デバイスごとに別々のURLを用いて各デバイスにあったサイト表示を行うこと
この中で、最も技術的に簡単な方法はレスポンシブデザインのテンプレート(テーマ)に変更する方法です。僕の場合はもともとレスポンシブデザインのWordpressテーマを使っていたので自然とスマホ化に対応できていたと思います。
また、レスポンシブデザインを使わずにモバイルフレンドリーに対応する方法は以下の記事が参考になります。
・一番簡単な、Googleモバイルフレンドリー対応の方法
「わかったブログ」のかん吉さんによるモバイルフレンドリー対応の方法。とてもわかりやすいです。
以上、Googleのモバイルフレンドリー対応に役立つTipsまとめ、でした。モバイルフレンドリーに関する詳細な情報は以下のページでも紹介されているのでご参考にしてください。
ウェブマスター向けモバイルガイド
https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/?hl=ja