日田市の災害ボランティアで学んだ心構え・必要な物などまとめ

平成29年7月九州北部豪雨によって被害を受けた大分県日田市で災害ボランティア活動を行ってきました。その体験をもとに、日田市の被災状況や災害ボランティアに必要な心構え・準備物についてまとめてみましたので参考にしてください。

日田市の被災状況について

まず、日田市および被害が大きかった大鶴地区での被災状況について、以下のような状況でした。

  • 日田市を流れる川の河川敷には豪雨で土砂などが流れた形跡が残っている場所があった
  • 日田市街地では特に大きな被害の跡は見られなかった
  • 日田市街地から大鶴地区に向かう道路は土砂崩れなどで片側通行の場所が何か所かあった
  • 大鶴地区では川の氾濫の跡が目立ち、被災した家屋が多く見られた

▼大鶴地区での川の氾濫の跡

日田市の災害ボランティアの始め方

日田市で災害ボランティアを始める手順は以下のようになります。

1.ボランティアセンターで受付

日田市災害ボランティアセンターで受付を行います。受付は9時から始まりますが、休日などボランティアが多い日は30分~1時間前には集合しておくことをおすすめします。

また、被害の大きかった大鶴地区ではボランティアセンターのサテライトが開設されているのでそちらでも活動できます(ただし7月までは団体のみ受付可、8月1日以降は個人・団体ともに受付可)。

日田市災害ボランティアセンターは7月25日、日田市上城内町の同センターでのボランティア活動は7月までで終了し、8月1日以降は同センターの大鶴サテライトに拠点を統合して活動を継続していくと発表しています。

【7月末まで】
日田市災害ボランティアセンター
住所:日田市上城内町1-8 日田市総合保健福祉センター
電話:080-5074-9103、080-5079-9420

【7月までは団体のみ、8月以降は個人・団体受付可】
日田市災害ボランティアセンター 大鶴サテライト
住所:日田市大肥(大鶴本町)884-1 大鶴スポーツ広場
電話:080-5062-9434
※10名以上の団体の場合は事前に申し込みが必要(団体受付:080-5062-9627)。

2.ボランティア活動保険に加入

ボランティア活動保険は最寄りの社会福祉協議会で加入できます(一人あたり350円)。未加入の場合はボランティアセンターでの受付の際に加入手続きをすることができます。しかし、団体など大人数で参加する場合は手続きに時間がかかりますので事前に加入しておくことをおすすめします。

3.オリエンテーション

ボランティアセンターでボランティアを行う際の注意事項など、簡単なオリエンテーションを受けます。

4.マッチング

地元住民からあがってきたニーズ(作業内容)とボランティアのマッチングを行います。ボランティアセンターから紹介された作業内容に、参加したいボランティアが挙手をしてマッチングが進められます。

5.グルーピング

同じ作業場所になった人たちは一つのチームを組みます。チームリーダーから作業内容に関する詳細な説明を受け、作業現場に向かいます。

6.現場での活動

作業現場に到着したら、リーダーを中心に役割分担などを決めてさっそく作業に当たります。作業内容は地元住民の家屋での作業の場合、家主さんからの依頼などがありますので、それに従って作業を進めます。

現在は家屋からの泥出しや家屋の拭き上げ、被害にあった家財道具の運び出しなどが主な作業内容になります。

熱中症の危険性もありますので、作業時間20分につき10分休憩を取り、それを午前・午後それぞれ3セットぐらいの時間で作業に当たります。

7.片付けおよび解散

作業終了時間になったら、ボランティアセンターに戻って道具などの片付けをします。基本的には16時までにはボランティアセンターに戻ります。最後にセンターで点呼を取って終了となります。

災害ボランティアを行う5つの心構え

災害ボランティアを行うためには事前の心構えが重要です。ここでは災害ボランティアに必要な5つの心構えについて紹介します。

1.ボランティア活動は計画性と安全性をもって

まず、ボランティア活動は計画性と安全性を持って取り組むことが大切です。ボランティア活動に参加する人の健康状態や現地の天候、道路交通状況などをよく確認しておくことが必要です。

特に現地の天候は要チェックです。現地が雨天の場合、二次災害を防止するためにボランティア活動が中止になることがあります。活動状況については日田市災害ボランティアセンターのホームページやFacebookページをこまめにチェックしてください。

日田市災害ボランティアセンターのホームページ

日田市災害ボランティアセンターのFacebookページ

2.現地の方(被災された方)の気持ちを考えて行動する

ボランティア活動にとって大切なのが、被災者の方々の気持ちを考えて行動することです。被災者の方を傷つける言動はもちろん、被災した家屋などを無断で写真撮影したりするなど、プライバシーに欠ける行動は慎みましょう。ボランティアさせていただく、という謙虚な気持ちが必要です。

3.自分のことは自分で責任を持つ

自分のことは自分で責任を持つのがボランティアの鉄則です。食事や宿泊場所、その他必要なものは各自準備してから参加しましょう。特に、現地に行ったらお店がない場合もあるので、昼食や飲料水は事前に買っておくことをおすすめします。

4.熱中症に注意する

夏場での作業は熱中症への注意が必要です。水分や塩分をこまめに摂取して、無理のない活動をしましょう。休憩時間はしっかりと休み、与えられた作業時間内に心を込めて活動しましょう。

5.わからないことはリーダーに聞く

自分なりの判断や行動は他のボランティアや依頼者(被災者)の方との信頼関係を崩し、迷惑をかけてしまうこともあります。わからないことがあれば、その都度リーダーに確認しながら作業を行いましょう。コミュニケーションを取った分だけ、チーム内の連携が深まり、作業もはかどります。ボランティアは活動だけでなく、そこで得られる仲間との出会いや人間関係も大切にしたいものですね。

災害ボランティアに必要な物(準備物)

次に、災害ボランティアに必要な物を以下にリストアップしてみます。

  • 作業服(上下、できれば長袖・長ズボン)
  • 帽子(または作業用ヘルメット)
  • 作業用ゴム手袋
  • マスク(できれば防塵マスク)
  • 長靴(運動靴は不可)
  • タオル(3~4つ)
  • 着替え(上下とも、多めに3~4着ぐらい)
  • 昼食(傷みにくいもの)
  • 飲料水(多めに)
  • 保険証

実際に作業して率直に感じたことは、とにかく暑いということです。午前中作業しただけでも汗で服がびっしょりになります。なので、昼食の休憩時間に一度着替えて午後の作業に入るなど、工夫しないとかえって体調を崩す可能性もあります。着替えやタオルは多めに持参した方がいいです。

あと、長靴は必須です。普通の運動靴だと泥だらけになって役に立ちません。また、防塵マスクも地味に便利です。作業現場では目に見えない小さなほこりが飛散している場合もありますので、衛生面ではマスク着用も必須です。

その他、災害ボランティアを行うのに参考になる情報源を以下に紹介します。

これで完ペキ 水害ボランティア作業マニュアル(日田市社会福祉協議会)

ボランティアをされる方へ(朝倉市災害ボランティアセンター)

これからボランティアを行う人へ

最後にこれからボランティアを行う人へ、今回僕が感じたことなどをお伝えします。

まずは、先ほども言いましたが、夏場のボランティア活動はとにかく暑いです。酷暑の中での作業になりますので健康管理が第一です。睡眠不足や健康に不安のある方はよく体調を整えてから参加した方がよいでしょう。

また、ボランティアというのは基本的に、依頼者(被災者)の気持ちに寄り添うことが重要です。作業内容の中には実際にはあまり復興に効果が得られないものもあったりします。しかし、今回地元ボランティアの方から言われたのは、「結局は依頼者さんの気持ちに応えることが大切」だということです。

ですから、自分の気持ちや見た目で判断せず、あくまでも被災した方がこれからの生活をいかに前向きに送れるようにできるかという視点で、与えられた作業を喜んで行うことが大切です。

以上、日田市の災害ボランティアで学んだ心構え・必要な物などまとめでした。参考になれば幸いです。

※当記事はあくまでもボランティア活動に参加してきた個人としての体験談をまとめて述べたものです。

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1981年4月、熊本県生まれ。現在、大分市在住。妻と子ども2人(3歳と1歳の男の子)の4人暮らし。趣味はサッカー、読書、インターネット、ブログ、その他面白い話題を見つけること。その他関心がある分野は、小説執筆とコーチングです。最近では、子どもと一緒に機関車トーマスのプラレールにハマっています。好きな食べ物はチョコとコーヒーです。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。